仙臺銅壺(せんだい・どうこ) せり鍋 Series.1

仙台の誇りを食す。 仙臺せんだい銅壺どうこ ・せり鍋。

「せり鍋」は、全国に名を馳せる仙台名物となりました。仙台せりを味わいながら、地元の野菜や肉を食べ、宮城生まれの地酒に舌鼓。仙台・宮城の魅力がぎっしり詰まったせり鍋ですが、じゃあ「鍋」そのものは?
中身だけじゃなく、「鍋」自体でも、仙台の魅力を発信したい。「仙臺銅壺・せり鍋」は、そんな想いから生まれました。

お客さまが待つテーブルに、お皿山もりの仙台せりが運ばれる。わぁ!と、弾ける歓声。味わい方を聞きながら、あれ、この鍋、銅?不思議な形。とお客さま。そうなんです、仙台の職人が手掛けた、せり鍋専用の鍋なんですよ。へぇ、仙台に銅を打つ職人がいるんだ。

仙台の夜の街で、そんな会話が生まれたら。せり鍋が、仙台の歴史と誇りを知るきっかけになったら。私たちはそんな想いで「仙臺銅壺・せり鍋」をつくっています。

タゼンの銅製品も、仙台せりも、伊達政宗の時代、400年以上前に生まれました。長く人々に愛されてきた2つの素材が、せり鍋を舞台に融合し、仙台名物に新たな価値を与えられたらと願っています。

歴史

人々の暮らしに、400年以上寄り添い続ける、タゼン。
かつて愛された「銅壺」が、現代に蘇る。

仙台に城下町が生まれる前。伊達政宗に腕を見込まれた 御銅師 おんあかがねし ・田中の善蔵が、慶長元年(1596)に大阪から仙台に招かれたのが、株式会社タゼンの歴史の始まりです。当初は神社仏閣の装飾をつくるのが中心でしたが、時代が下るにつれ、庶民の生活に密着した銅製品をつくるようになりました。 やかん、鍋、火鉢……。さまざまな商品がつくられるなか、徐々に主力になっていったのが「 銅壺 どうこ 」です。

銅壺とは、食材を調理したり温めたりする「銅製の四角い箱」の鍋のこと。徐々にさまざまな機能が加わり、「江戸時代のシステムキッチン」さながらの使われ方をしていました。お酒をお燗する「燗銅壺」は、座敷でも安全にお燗できると全国で評判になりました。

せり鍋をはじめとする仙臺銅壺シリーズは、かつて人々に愛された「銅壺」を今風にアレンジし、現在に復刻したシリーズ。「仙臺銅壺・せり鍋」をはじめ、続々展開予定です。

画像:昔のタゼン店舗

特徴

  • かたち Shape

    せりがパッと青くなる「浅型&四角形」

    ダシに熱がすばやく、まんべんなく回る「浅型&四角形」を採用。沸騰しても、具材が中心に偏ることがありません。また、浅型なので具が沈みにくいのもポイント。お客さまがせり鍋の写真を美しく撮影することができます。

  • 取っ手 Handle

    熱くならないオリジナル仕様

    取っ手も銅を使用。組紐を巻き、熱くならないよう工夫しています。紐の縛り方は、タゼンのオリジナル。固く、見た目も美しく仕上げました。万が一ほどけてきたら、すぐメンテナンスいたします。

  • 素材 Material

    銅は、青菜との相性が抜群

    銅鍋は熱伝導が良いことで知られますが、銅イオンの働きもポイント。食材のミネラルを維持しながら熱を通せると言われています。特に、せりなどの青菜との相性抜群で、きれいな色味に仕上がります。

お手入れ

普通の鍋と同じように、洗って、乾かせばOK。
美しい経年変化「景色の変化」を楽しんで。

  • Before
  • After

銅鍋は扱いが難しい、というイメージがありますが、実は間違い。
普通の鍋と同じように洗剤で洗い、乾かしていただければ問題ありません。
また、使いこむと側面の色が変化することがありますが、これも悪いことではありません。
銅の色が変化するのは、日本では「景色が変わる」と言われてきました。美しい経年変化をお楽しみください。

ご利用の流れ

かつて日本にあったプロ同士の商慣習を復興したい。
いつも最良の状態でお使いいただける「レンタル契約」でご提供します。

食のプロフェッショナルが常に最良の状態でお使いになれるよう、「仙臺銅壺・せり鍋」は「レンタル契約」で提供させていただきます。かつて「銅壺」は、オフシーズンに、その街に住む職人により再度磨き、直され、数十年の長きにわたり受け継がれていました。いわば「プロにより常にメンテナンスされた道具」です。長年使われ続け、整備し続けられることで、洗練されていく道具。仙臺銅壺は、かつて日本にあったプロ同士の商慣習を復興するため、レンタル契約を取り入れています。

  1. 1. ご契約〈1年毎更新〉

    レンタル契約書と重要事項説明書への署名をもって契約が成立し、「仙臺銅壺・せり鍋」を提供いたします。

  2. 2.ご活用

    レンタル契約は、通年契約になります。せり鍋のオンシーズンの間はお店でお手入れしながらご活用ください。万が一、シーズン中にメンテナンスが必要になった場合は、代わりの鍋をご手配いたします。

  3. 3.ご返却

    せり鍋のシーズンが終わったら、鍋をご返却ください。継続契約の場合、次年度分の「仙臺銅壺・せり鍋」をお届けします。

    オフシーズンはタゼンの職人が整備・保管します

ポイント1 オフシーズンの置き場所に困りません。
せり鍋のシーズンが終わったら、タゼンがお預かりしてメンテナンスします。オフシーズンに、鍋をお店に置いておく必要がありません。
ポイント2 プロによる完璧なメンテナンス。
鍋の内側のすずを引きなおしたり、磨きなおしたり、取っ手の紐を巻きなおしたり。オフシーズンにタゼンの職人がしっかりメンテナンスします。

レンタル価格表

1号

[五寸角]

15×15×4.5(cm)

2号

[六寸角]

19×19×4.75(cm)

3号

[七寸角]

22×22×5(cm)

4号

[八寸角]

25×25×5.25(cm)

5号

[九寸角]

28×28×5.5(cm)

6号

[一尺角]

31×31×5.75(cm)

年間
12,000
(税込13,200円)
年間
16,000
(税込17,600円)
年間
20,000
(税込22,000円)
年間
24,000
(税込26,400円)
年間
28,000
(税込30,800円)
年間
32,000
(税込35,200円)
販売価格
36,000円
(税込39,600円)
(メンテナンス費 6,000円〜
(税込6,600円〜))
販売価格
48,000円
(税込52,800円)
(メンテナンス費 8,000円〜
(税込8,800円〜))
販売価格
60,000円
(税込66,000円)
(メンテナンス費 10,000円〜
(税込11,000円〜))
販売価格
72,000円
(税込79,200円)
(メンテナンス費 12,000円〜
(税込13,200円〜))
販売価格
84,000円
(税込92,400円)
(メンテナンス費 14,000円〜
(税込15,400円〜))
販売価格
96,000円
(税込105,600円)
(メンテナンス費 16,000円〜
(税込17,600円〜))
特製木蓋 オープン価格 特製木蓋 オープン価格 特製木蓋 オープン価格 特製木蓋 オープン価格 特製木蓋 オープン価格 特製木蓋 オープン価格
容量 500ml 容量 600ml 容量 700ml 容量 1100ml 容量 1400ml 容量 1900ml
  1. 価格表の金額はすべて税別での表記となっております。
  2. レンタル契約は1年単位の為、期間内での返却があった場合でも日割等による返金は致しかねます。
  3. 販売価格での購入の場合メンテナンス料を含んでおりません。サイズや状態により費用が異なります。
  4. それぞれの号数のメンテナンス費は最低価格の表記となります。
  5. レンタルまたは購入の場合、蓋が必要な店舗には特製木蓋の用意があります。(消耗品のため、別途購入になります。)

※ レンタルではなくご購入をお望みの場合は、記名刻印、サイズや形状の相談等の特注での対応となりますので、別途ご相談ください。特製木蓋は、オプション販売となります。

インタビュー

  • 御銅師(おんあかがねし)田中善 TANAKA Zen

    タゼンは、伊達政宗公が仙台の城下町をつくり始めた時から、仙台で銅を打ち続けています。仙台せりも、同じころから食べられてきました。伊達家の古い日記には、せりを使った料理が掲載されています。そんなこともあり、「せり鍋」には以前からシンパシーを感じていました。だから、「御銅師(おんあかがねし)」の技術を使って仙台にもっと貢献したいと考えた時、最初に思い浮かんだのが「せり鍋」だったんです。

    考えてみれば、せりは、銅鍋と相性のいい「青菜」です。さらに、古くから受け継がれてきた板金の技術や、タゼンが明治・大正時代につくっていた「仙臺銅壺」の四角形という形も、せり鍋をもっと豊かにする上で、価値があるものだな、と思うようになりました。

    仙台の歴史とともに歩んできた「せり」と「銅」が、仙台名物・せり鍋に、さらなる価値を加えられることを祈っております。

  • せり農家 三浦隆弘さん MIURA Takahiro

    「せり鍋」「せりしゃぶ」は、仙台市民にとって、仙台に住むことの誇りを再確認できる食べ物ではないかと思っています。県外から来た人にせり鍋をごちそうするとき、ちょっと誇らしい気持ちになるでしょう。え、せりってこんなにおいしかったの!
    という表情を見て、そうです、仙台のせりはおいしいんです、ってうれしくなる。

    せり鍋が仙台名物だと言われ始めてからもう10年以上になりますが、仙台のアイデンティティを再確認する名物に成長しつつあるな、と感じています。仙台のせり栽培は江戸時代初期、1620年ごろに始まったと言われています。同じくらい長い歴史を持つ御銅師の銅鍋とせりが出会い、さらに飛躍してくれたらと思っています。

    せりを銅の鍋で食べるなら、最初はシンプルにしゃぶしゃぶにして味わうのがおすすめ。せりのおいしさや香りを引き立たせてくれますよ。

  • 割烹・小料理 こうめ 佐々木さんご夫妻 Mr. & Mrs. SASAKI

    試作の段階で使わせてもらいましたが、土鍋と比べて、せりのうま味が上がったように感じました。せりならではの青っぽい香りは少なくなりますが、ダシとせりが調和したような味わいになります。銅鍋は急激に吹きこぼれることが少ないので、カセットコンロと一緒にお出しして、せりしゃぶのようにして食べていただくのもいいかもしれません。使った後の手入れも、懸念したほどではありませんでした。こびりつきがなく、汚れもサッと落ちました。

    私たちは、生産者さんがこだわりを持って育てた素材を、お客さまにより良く届ける責任があります。仙台生まれのいい鍋を使って、いい調理をして、お客さまと素材のいい出会いをつくっていけたらいいなと思っています。

取扱店情報

こちらのGoogleマップにて、仙臺銅壺せり鍋の取扱店やタゼン銅製品取扱、観光スポット等を順次アップして参ります。
あかがねマップ - Google マイマップ

お問い合わせ

タゼン卸町銅工場[担当:田中(善)・櫻井]

  • 〒984-0015 仙台市若林区卸町三丁⽬1-19
  • Freecall: 0120-599-261
  • Tel: 022-284-1641(代)
  • Fax: 022-284-1646
  • E-mail:

株式会社タゼンウェブサイト

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